2020年10月22日(水)〜10月28日(火)に「IoTでできる!多品種少量生産における現場管理と原価管理!」と題して、無料Webセミナーを実施致しました。
本記事ではセミナーで出た質問をまとめた他、セミナーの録画を添付致しましたので、当日参加頂けなかった方は是非ご覧下さい。
【よくあるご質問(FAQ)】
<原価管理>
- Q GenKanでは材料費や間接費などの原価は計算されるか?
- A 弊社では機械の減価償却費や労務費などの直接加工費の実際原価を見える化することに特化しています。その理由として、材料費や間接費をすでに管理されている製造業企業が多くいらっしゃることに対し、製品・受注ごとの直接加工費を把握されていないことが多い状況をお伺いした結果、IoTで一番原価管理のうち、一番課題となる、かつ効果的な部分に特化しております。
- Q GenKanは財務会計にも対応しているのか?
- A GenKanは財務会計ではなく、管理会計目的へ特化しております。財務会計の目的は経理上正しい財務諸表を作成することに対し、管理会計は経営者が収益改善に繋がる意思決定ができるための必要情報を提示することになっています。例えば、財務会計では、人件費などを受注ごとの売上と比例的に、トップダウン的に配賦することが多いですが、管理会計では、現場に実際かかった労務時間から、受注ごとの人件費をボトムアップ的に配賦することがほとんどなので、管理会計の方がより今後の人員リソース、製品や営業方針の改善に繋がりやすいです。
<人認識カメラ、RFID>
- Q 人認識カメラにプライバシーの心配はないのか?
- A 人が映っている動画は保存しておらず、弊社センサ端末内にてエッジ計算され、骨格図として記録され、アップロードされるため、プライバシーの心配は不要となっております。骨格図データからとったポーズの動きをスクリーンショットで撮った背景と合わせることで、人の顔や実際何が起こっているのかを見ずに、どのように人が動いたかを把握することができます。
- Q 日を跨いだ処理は可能か?
A 作業者様の有無で実働時間を判断するので、日を跨いでも全く問題なく原価計算や分析を行うことができます。
Q RFIDリーダーで複数の製品を同時に読み取ることは可能か?
- A 複数製品、複数人数でも全く問題なく読み取りが可能となっております。5人程度まではかなりの高精度で認識が可能で、基本的に20枚程度は安定して読み取ることができます。食品加工など1工程に複数人が広く散在されている場合は、追加費用なしで前半と後半で1つずつカメラを設置することが可能です。
- Q RFIDタグは繰り返し使用可能か?
- A 繰り返し使用可能ですが、一般的には使い捨てをおすすめしております。
Q RFIDタグは月額どれくらいの費用がかかるのか?
- A 月1000枚以下であれば、標準の月額費用に含まれております。また、ネットワークなどの通信費も無料となっており、初期費用などは一切負担せずに原価管理を行うことができます。
- Q 1日あたりの指示書がかなり多いが、指示書とRFIDタグを紐付ける作業は大変ではないか?
- A 1日の指示書の枚数によりますが、1枚あたり5秒程度で終わるので、100枚程度までなら10分間で対応可能です。また、1つの受注に複数枚の指示書が使われていることもあると思いますが、その場合、全部ではなく、そのうちの1枚のみRFIDタグを貼る必要があります。
- Q 人が段取りをした後、設備を離れる場合、設備の稼働時間を人の作業時間は別々に取得できるのか?
- A GenKanのコンサル利用プランでは、機械のデータを取るセンサを用いて、設備の稼働時間を人の作業時間を別々に取得することが可能です。